2009年1月29日木曜日

空気圧回路の設計を思い切り楽しむ

たまには好きな仕事ばかりやって楽しんで働くのも、精神衛生上、大事です。ということで、1月26日午後の半日と27-29日の3日を使って、楽しみながら空気圧回路の設計をしました。今日、すべての部品を業者に発注したところです。部品が届いたら、それを組み合わせて、完成です。

3日強の時間はかかったものの、こういった経験を積めることは貴重で、今後オリジナルな研究をする上でも、役にたちそうです。なぜならアカデミックな世界にいて、空気圧回路の設計をする(できる)人は、本当に少ないからです。役に立つけど、誰もやっていない分野での武器が増えるのはよいことです。

なぜ時間がかかったかというと、空気圧の理解に時間がとられたからです。空気圧回路に関して、周りに誰も設計したことがある人がおらず、どんなルール、メーカー、部品があるかもしらず、自分一人の力で空気圧に関することを理解しながら設計する必要がありました。もし理解していたら、1日もあれば設計するのに十分な時間だったはずです。

こういったマクロの機械系設計からは、3年ぐらい遠ざかっていましたが、久しぶりにやって、面白さを再認識しました。複数の部品を組み合わせて、目的のものを完成させるのは、まさにパズルといったところでしょうか。電気回路やマイクロシステムの設計とはまた違った面白さがありますね。

こうやって世界にない物(空気圧回路)をつくるのは、充実感があります。どちらかというと、何か新しい物理現象が分かった!というより、新しい物をつくる方が好きだったりします。どっちの方がえらいということはないので、単なる好みの問題です。ものづくりが好きな僕にとっては、今回の設計は充実した時間でした。

いやー、久しぶりに好きな仕事を思い切りやって、楽しんだので、英気を養うことができました。明日はその英気を糧に、やるべきことをやっていこうかと思います。

2 コメント:

ittadao さんのコメント...

すばらしいね。そのオリジナルを作れるか否かが、一番大事なことだからね。僕はそういうのあんまりしてないからこれから苦労するかもなぁっておもいます。
困ったときは相談に乗ってね。

Moemoe さんのコメント...

ittadaoさん、

そうですね。研究者としては、オリジナルさが大事なところだと思います。装置設計は、短期的には成果が出ませんが、長期的にはよい面はありますね。

簡単なことしかできませんが、困ったら相談にのらせていただきます。

 
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