2010年7月27日火曜日

守備範囲広がる

仕事の守備範囲が広くなって、割と忙しい状態になっている。というわけで、Blogの更新もさぼり気味だ。

学生やポスドクのときは、自分の研究を中心に考えていて、とくに問題はなかった。(周りのことを考える学生だったら、もっとよかったけれど。)その分、自分の研究は深く、迅速に進んだ。また自己中心的に進める時期がないと、大研究はできないと思う。

翻って現在、自分だけで実験をする時間はない。実験をするときは、教育も兼ねて、学生と一緒に研究を進める。原理をゆっくり説明しながらやるので、進みはのろのろになる。大学では、研究の進展よりも、学生の成長に喜びを見出さないと、やっていけないところがある。研究を迅速に進めたいなら、教育義務が少ない研究所がいいだろう。

また研究室の学生から、レスキューを求められると、教員である以上、一緒に考えたり、実験したりせざるを得ない。相手が少ないときはいいが、それが10人にを超えると、求められる知識の量が増え、範囲も広くなる。聞かれて、分かりませんでは、教員のプライドが許さない。そうこうして、勉強する量も膨大になり、忙しくなる。諦めたら、楽にはなるが、あんまりいい選択肢には思えない。

2010年7月10日土曜日

自動車ではなく自転車で海に行く

せっかくの休みなので、海を見ようと思って、自転車で海岸を目指した。この日、コンディションはイマイチだった。向かい風で、空気抵抗が大きかった。湿度と温度ともに高く、体温が下がりにくかった。曇りで、日差しが弱いのが救いだったが、30分も乗ると、ばてばてになった。

出発して1時間ほどで海岸に着くと、そこには海の家も何もなく、単に砂浜があった。ウミガメの産卵地であり、保護されているようだ。看板には、「砂浜への車の乗り入れも禁止」と書いてあった。

男のサーファーが約10人いた。彼らは一様に、黒いウェットスーツを着て、サーフボードを持っていた。また周りには人数に合わせた分の車が駐車されていた。そんな海岸に自転車で行ったのは、場違い、ではあった。サーファーは僕を見て、「何をしに来たのか?」と思っただろう。

海は単に見に行っただけなので、写真を撮って、満足して、帰った。滞在時間は5分少々。自転車に海風を当てると、鉄のサビが促進されるので、長期滞在は嫌なのである。海も見たいが、自転車を守ることの方が優先される。

自転車で行くと疲れは溜まるものの、いつもと違う空気が味わえるいい場所である。また時間があるときに来ようと思う。

2010年7月9日金曜日

代休というものを初めて取る

6月の土日に出張に行った。休日に働いた分、代休を取るというルールがある。このように研究者は、法に守られた労働者でもある。

そして明日代休を取ることにした。これを守られているというべきか、自由度がないというべきか。働きたいときに、働けない制限がある。今は、働いて成果を出したいという思いが強い。その後まとめて休みたいと思っているのだけれど。

2010年7月8日木曜日

入試関係の業務に初めて携わる

入試関係の業務に初めて携わった。これが一番大学の教員らしい仕事だと思った。入試業務は、研究員には回ってこない仕事なので。しかし重要な仕事だけど、研究には直接関係がないところが、悲しいところである。

2010年7月3日土曜日

居室環境の整備

同じ部屋を3人の助教で使っている。環境に満足できていない部分があり、最近少し環境を整備した。今回はその部屋の整備の話をしたいと思う。

(1)冷蔵庫
まず部屋には冷蔵庫がなく、冷たい飲み物や腐りやすい物が保存できなかった。そこで容量130リットルの東芝冷蔵庫をもらってきた。これは母親と妹が、車に乗って、実家から大学まで運んできたものだ。冷蔵庫の中はまだ汚れが付いていた。スポンジと洗剤を使い、プラスチックの仕切り板も外して、拭き掃除をした。そして満足のいく清潔な庫内に仕上がった。動かしてみると、冷却性能は申し分ないようだった。

(2)レターケース処分
冷蔵庫と入れ替わりに、部屋にあった誰も使っていない高さ1メートル、横幅も1メートルほどのレターケースを処分した。大体15段3列ぐらいあった。一人で台車に乗せて、処分場まで運んだ。残念ながら、冷蔵庫とレターケースはスペース的に同居できなかったし、近くに引き取り手もいなかった。これは大量の書類を保管する部屋には必要であろうが、単なる助教の部屋には、巨大なレターケースは役不足だった。

(3)小型扇風機導入

卓上の小型扇風機を導入した。なぜならエアコンの設定温度が、高めの設定である27℃になっているからだ。3人部屋なので、好き勝手に設定温度が決められない。節電のためには、高い方がいいのだろうけど、自分としては設定を25℃ぐらいにした方が、疲労が少なく働ける。そこで体感温度を低くするために、直径約15cmの卓上扇風機を机の上に置いた。これで多少は涼しく感じられている。

これ以外にも整備することは複数ある。まず床が汚いので、拭き掃除をして、ワックスをかける。4つしか回線が接続できなハブを買い換える。ロッカーのサビを落とす。壁の塗装を塗り直す。

精神論よりも物を具体的に動かす。何もせず、気合いだけでは、物は冷えない、場所は広くならず、涼しくも感じない。物理的に働きやすい環境を作ると、さらにやる気が出てくるものだ。
 
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