2009年4月28日火曜日

会社に行きたい博士の人への七箇条

また最終で祈られてしまった。そして残るは、2社になった。しかしその内の1つの事業所は、行く気があまりないので、そちらは断る気である。なのでもう1社が駄目だったら、就活は結果が出ないまま終結しようかと思う。

開発よりも、基礎的な内容の方に興味があるというのが、受け答えや研究内容から分かってしまったんだろうか。いつも就活は原因が分からないが。自分の力不足ではあった。

会社に行きたい博士の人へのお薦めの七箇条を書いておきます。
  1. 自分の研究に関係がある会社を10社以上受ける。学部卒や修士卒と違い、そういう企業でしか、面接で先に進めない。
  2. やりたいことで会社を選ばない。受かりにくいです。
  3. 会社に関係あって、ウケがよい研究テーマを選ぶ。メカトロや機械加工とか。企業と共同研究していれば、一番よいです。
  4. 実用的な研究をしておく。この場合、逆に論文は書きにくいとは思いますけれども。トレードオフですね。
  5. コネを最大限利用する。学会や説明会で知り合いを作っておく。
  6. 初動を早くする。できれば12月から動く。3月下旬か4月上旬には決めるつもりでやる。
  7. 景気がよいときに就活する。
これは自分が全部やらなかったことです。やっておいたら、どこかいいところで引っかかるかなと思います。自分は全て逆をやってしまい、失敗したと思っています。はい。

壁にぶつかって壊れる卵

落ち続けて三千里。さっき連絡が来て、日*基礎研は、最終で落ちたことが分かりました。僕は、壁にぶつかって壊れる卵のようです。壁は会社です。

ここでの敗因は、応募先の研究を自分がやっていたわけではなく、関連性が薄かったことかもしれません。自分の専攻に本当に近いところじゃないと、厳しい!と思います。応募者が多い中では、未経験者は不利ですよね。

残るは3社。こうなったら、落としてきた全ての人を見返せるようなポジションにつきたいものです。でないと、悔しくて死にきれません。壁を壊す卵になります。

2009年4月23日木曜日

マイナス2

石油系の会社に2社落ちました。昭和*ェルと新日本*油です。これで持ち駒は3社と4事業所になりました。

昭和*ェルは書類と筆記落ちです。面接に行けませんでした。筆記(テストセンター)もできがまあまあで、応募書類もきちんと書いたので、これは単に取る気がなかったと思います。

新日本*油に至っては、書類と筆記での選考結果の連絡が、4月20日に連絡期日のところ、全く返信がありません。人生がかかっているのに、期日を守られない、遅れる旨の連絡がないのは、いい加減な会社だなという印象です。ここも、取る気がなかったのでしょうね。

日本の会社って、どうなんですかねー(とはいっても、昭和*ェルは外資系なのだけれども)。学部卒や修士卒が好きですよね。改めて博士が選考を通過する会社が少ないことを実感しています。

2009年4月22日水曜日

博士をとった人の就職先とその後

メモ代わりに、僕の前いた研究室で「博士をとった人の就職先とその後」を、記憶に遡ってリスト化してみます。覚えていただけで、17人いました。
  1. 産総研 PD2年
  2. 宮廷 助教1年 → ETH PD
  3. 宮廷 助教2年 → 駅弁 助教
  4. 宮廷 PD1年 → 宮廷 助教
  5. T大 特任助教
  6. T大 PD3年
  7. 宮廷 PD 3年
  8. 宮廷 助教 3年
  9. 学振 PD1年 → 海外 PD4年 → 国内 PD5年 → 駅弁 准教授
  10. 宮廷 PD3年 → メーカー子会社
  11. 外資系 半導体メーカー
  12. 医療機器メーカー ニ*ロ
  13. 自動車メーカー ト*タ
  14. 自動車メーカー ト*タ
  15. 機械メーカー ヤ*マー
  16. 電機 日* 機械研
  17. 福祉機器 中小企業
こう一覧にしてみると、みんな「世間で言われるきちんとしたところ」で働いているし、思っていたよりも悪くないかと思えてきます。これは宮廷 機械系の研究室だった強みでしょうか。最終的には、半数近くの人が民間に行くようです。そして行き先の決め方ですが、コネというか人の縁が多かったと思います。

個人的にですが、助教やPDになった先輩方が、どうなっていくのかが、もっとも興味があります。ここのキャリアパスが、日本の構造的な課題だと思っていますので。

2009年4月20日月曜日

就職四季報のデメリット

会社の情報を集めた、「就職四季報」という本があります。掲載されている会社は、有名企業ばかりです。

ですが、そのデメリットに、「掲載されていない会社に目が向かない」、というものがあります。そこに掲載されている一流と言われる会社を巡って戦うのは、激戦区かもしれません。優秀な新卒がたくさん集まります。実際の価値よりも、買い被られていると思います。入った後も、そこで出世するのは、難しいかもしれません。

それよりも、これから伸びる会社を探して入った方が、出世しやすくていいですよね。ホンダに、最初に入社した大卒の社員が、社長になった例もあります。とまあ、いろいろ就職四季報に載っている会社を受けて、失敗した後に気がついたことです。

相手側の需要が8割

日*中研も落ちました。残りは6社です。自分のいろいろな側面をうまく伝えられたと思うので、単にマッチングが取られなかったんでしょうね。2人採用のところに、1人既に枠が埋まっているときに受けましたので、そもそも厳しかったでしょうか。

会社が欲しいと思う人材でないと、受かるのは至難の業ですね。新卒採用というより、中途採用の域に達しているので、もはややる気だけでは、通らないですね。

ともすれば、こちら側で細かい面接のテクニックなどを磨きがちだが、その重要性は2割ぐらいな気がする。相手側の需要にマッチしている人材かどうかが、8割の重要性を占めていると思う。しかし、こういうことは、就活本にはあまり書かれていないですね。なんともはや。

2009年4月19日日曜日

自分を安売りできない人

今年は、就職氷河期なのでしょう。規制業界以外からの採用は、非常に渋くなっています。電機、半導体関連、精密、自動車業界の企業が赤字を出し、新卒採用の削減・凍結をすると、機電系博士が吸収される場所はほとんどありません。

僕は、また1社、オリン*スという会社の筆記試験で、落とされてしましました。WEBテストと言われる筆記試験で、落とされたことです。試験の出来には、手応えがあったので、違和感がありました。この会社、去年に比べて、採用数を1/4ぐらいに削減してるらしく、入るのは、難しかったでしょうかね。

どこの会社でもいいから働きたいか?というと働きたくないです。とくに、企業で研究所がなく、開発が主体なところは、博士が冷遇されて、出世も遅れるのが、目に見えています。 自分を安く売ってまでも、会社に入りたいと思わないですね。

今受けている残りの会社(残り7弾)のどこにも引っかからなかったら、就活は止めようと思います。ともかく今年は風が悪かったです。ありえねー。アカデミックな世界の方が、まだ仕事がありますし、好きですからね。僕は、あまり好きでない会社に入るよりも、好きな大学で働く方が、頑張られます。

企業に行くと言ったり、アカデミックに残ると言ったり、発言が二転三転して、一貫していないのは、かっこわるいとは思う。でも自分の人生とは、そういうものなんでしょうね。行動してみて、相手の様子を伺って、考えを変えながら、生きていくのです。

2009年4月17日金曜日

6社の採用選考に落ちました

インターネット上には、博士の就活についての情報が少なかったので、後学のためにも、ここに一部でも記録しておこうと思います。会社の名前は、特定されないように一部伏せ字にしておきます。

僕は機電系の博士ですが、「自分が研究してきた内容」と「会社がやって欲しいと思っている仕事内容」が一致していないと、採用されるのは難しいと感じました。学部や修士卒のように「なんでもやります」と言っても、なかなか相手を納得させることはできません。博士まで来てしまうと、「今まで研究でやってきたこと」がアピールできないと、採用されにくいと思います。

同じ大学を出て、会社で働いているOBも言っていましたが、研究所以外では、博士は門前払いをくらうことが多いそうです。その人は、なんと**中研***基礎研任*堂しか内定がもらえなかったそうな。僕はその先輩に、「めげずに頑張ってね」と言われました。その先輩の言葉を、今になって実感しています。

僕は既にメーカー、運輸を中心に、今までで6社落ちました。身を削って内訳を書いておくと、
  • 二次面接落ち x1(島*製作所)
  • 一次面接落ち x3(J*東海富*フイルム三*鉛筆)
  • 筆記落ち x2(キー**スJ*東日本)
です。 ちなみに書類選考落ちは一つもありませんでした。

なぜこれらが落ちたかを少し分析してみます。
(1)博士でも、筆記試験の対策をしていない場合、普通に筆記で落ちます。これはきちんと対策するべきでした。
(2)新卒の学部や修士が欲しいけど、新卒の博士があまり必要ではない会社は、一次面接で落ちやすい印象です。その場合、書類や筆記試験が通って、アピールが十分できたと思っても、なぜか一次面接で通らなかったりすると思います。
(3)二次面接では、面接官と相性が悪かったり、アピール不足だったりすると、落ちてしまうと思います。目立つ術や、自分を売り込む営業力を身につける必要があるでしょうね。

残りは、研究所を中心に"8弾"持っており、手応えがある会社が多いので、どこかは採用してくれそうです。頑張って、成果を出すから、雇って欲しいものですね。
<続く>

2009年4月5日日曜日

浅草でお花見


言問橋から眺める水上船と桜(隅田川)

浅草に、初めてお花見に行ってきました。浅草寺と隅田川に沿って、桜が咲いておりまして、地方や外国からの観光客もたくさん訪れていました。

さて雰囲気ですが、昼間に見た限りですと、馬鹿騒ぎしている人は、ほとんどおらず、落ち着いていました。右岸は東武と地下鉄の駅がある側で、混んでいました。一方で、左岸の方が人が少なくて、過ごしやすい感じでした。

歩いている内に、今までに行ったお花見スポットが思い起こされました。原宿に近いからか、代々木公園の方が、若い人の層が多いと思います。そして上野公園の方が大騒ぎしている人が多いような気がします。名古屋の鶴舞公園も、騒いでいる人が多く、なんとなく上野公園に雰囲気が似てますかね。

いろいろ場所を変えて経験を積んでいくと、比較の中で、何か見えてくるものもありますね。僕は、浅草でのお花見が一番好きです。
 
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