2009年1月31日土曜日

今年の一番の課題、卒業後の進路について考える

一年以内に博士号が取得できる可能性が高くなりまして、卒業後の進路について真剣に考える必要が出てきました。今の先生にも、希望があれば教えてくれと言われています。しかし今後どうするかは悩みどころで、今年一番の課題です。

まずゴールを決めて、それに到達できるように職業を選ぶのが、後悔しない人生になりそうです。ゴールを決めれば、そこに最短距離で到達しようとするので、効率的でもあります。ゴールをどこに置くかで、今後の行動が変わります。

研究は好きなので、ボトムアップ的に、今の延長線上で考えると、大学の研究員になりそうです。その研究員の延長線上は、教授ですかね。

ここで問題は、ゴールが大学の教授と言い切れないところにあります。じゃあ何が職業上のゴールなのかというと、それがまだ決まっていないところが大問題で、真剣に考える必要があります。ただ生活面のゴールは決まっていて、それは100歳まで健康的に生きることです。

しばらくは、職業のゴール設定に時間を要しそうです。

歯医者の全体観を持った仕事の進め方

1月30日の朝に歯医者を予約し、その日の午後6:30から歯医者の診察を受けました。そのときに、歯医者が全体観を持って仕事に取り組んでいる様子に驚きました。もちろん治療マニュアルみたいな型があって、それに沿って仕事をしているのでしょうが、その仕事の進め方は、仕事の達人の様相を呈していました。全体観を持つことで、治療の抜け漏れが防げて、いつ治療が終わるかまではっきりします。

その歯医者は、まず歯の全体を見て、ここの歯に問題があって、ここの歯には問題がないと、全体を把握しました。その後、ここの歯は治療する、ここはしなくても大丈夫と決めました。そして最後になって、個別の問題に対処しました。このような手順を踏むことで、毎回、抜け漏れがなく治療ができるわけです。

普通に働いている人なら、最初に見えた問題を順番に処理していくだけで、全体を見るという習慣がありません。仕事の対処方法は、ワニワニパニックのようなものと言えるでしょう。そのような仕事の処理では、不確定な、ゲーム的な要素が増えてきて、いつも一定のレベルの仕事をすることができなくなります。後から追加で仕事をやることにもつながります。

今回の歯医者のように仕事をしてくれると、患者の視点からみると、非常に安心できます。仕事のプロを目指し、給料をたくさんもらいたいなら、全体観を持って仕事をするのがよさそうです。

お隣さんに聞く歯医者探し

予備審査が終わって、時間的に少し余裕ができてきたので、歯を治療することにしました。またMIT Dentalのような歯医者にあたるのは恐いので、きちんとした歯医者を探すよう心がけました。とりあえず行ってみる、やってみるという戦略は、医療に関係することでは、あまりよろしくない戦略のように思います。

インターネットでも2,3時間かけて情報を探しましたが、歯医者に関しては、ネットの情報に頼れないと判断しました。ある掲示板では、内部関係者が情報操作をしているような痕跡が見受けられて、情報を信頼できませんでした。また本のように、1つの歯科医院について、100程度の異なる情報源があれば、うまく判断できそうですが、歯医者に関する情報源は、多くても10ぐらいで、判断できる情報量に達していませんでした。

そこで、歯医者の情報は、近所の人に聞くのが確かだろうと思って、お隣さんに聞きました。長く住んでいる人は、治療がよかったかわるかったか、時間を使ってテストしてあり、問題がない歯医者がはっきりしているはずです。お隣さんは、70歳近くの男性で、昔から通院している歯医者さんを知っていました。ただ歯科医院の名前が思い出せないらしく、聞き出すのには15分近くかかりました。最終的に、歯科医院の診察券を見せてくれて、名前と連絡先がはっきりしました。それでもネットで調べるよりも、早かったです。

ありきたりですが、近くに信頼できそうな情報源があれば、ネットで延々と時間を使って調査するより、聞いた方が早いし、信頼できますね。

MIT Dentalで治療した銀歯がとれた

2008年10月8日に、MIT Dentalで歯の治療をしてもらったと書きました。あのときは、治療には納得しました。しかし治療がよかったかどうかは、すぐ分からず、あとあとで分かってくるものです。

そのとき治療した銀歯がとれました。1月22日に、おみやげでもらったキャラメルを食べていたら、とれてきたのです。キャラメルが銀歯に悪影響があるとしても、4ヶ月弱しかもたなかったわけで、患者としては、MIT Dentalの治療が適切ではなかったと思います。

そのとき、$109.80も払いましたが、なんだかなあという感じがします。どこの国にも、いい加減な仕事しかできない人はいるものです。問題は、日本でもアメリカでも、そういう人に当たらないように、努力することです。

2009年1月29日木曜日

空気圧回路の設計を思い切り楽しむ

たまには好きな仕事ばかりやって楽しんで働くのも、精神衛生上、大事です。ということで、1月26日午後の半日と27-29日の3日を使って、楽しみながら空気圧回路の設計をしました。今日、すべての部品を業者に発注したところです。部品が届いたら、それを組み合わせて、完成です。

3日強の時間はかかったものの、こういった経験を積めることは貴重で、今後オリジナルな研究をする上でも、役にたちそうです。なぜならアカデミックな世界にいて、空気圧回路の設計をする(できる)人は、本当に少ないからです。役に立つけど、誰もやっていない分野での武器が増えるのはよいことです。

なぜ時間がかかったかというと、空気圧の理解に時間がとられたからです。空気圧回路に関して、周りに誰も設計したことがある人がおらず、どんなルール、メーカー、部品があるかもしらず、自分一人の力で空気圧に関することを理解しながら設計する必要がありました。もし理解していたら、1日もあれば設計するのに十分な時間だったはずです。

こういったマクロの機械系設計からは、3年ぐらい遠ざかっていましたが、久しぶりにやって、面白さを再認識しました。複数の部品を組み合わせて、目的のものを完成させるのは、まさにパズルといったところでしょうか。電気回路やマイクロシステムの設計とはまた違った面白さがありますね。

こうやって世界にない物(空気圧回路)をつくるのは、充実感があります。どちらかというと、何か新しい物理現象が分かった!というより、新しい物をつくる方が好きだったりします。どっちの方がえらいということはないので、単なる好みの問題です。ものづくりが好きな僕にとっては、今回の設計は充実した時間でした。

いやー、久しぶりに好きな仕事を思い切りやって、楽しんだので、英気を養うことができました。明日はその英気を糧に、やるべきことをやっていこうかと思います。

2009年1月27日火曜日

博士予備審査終わる

約10日ぶりの更新です。博士の予備審査の準備で忙しくしていました。

それで昨日、博士の予備審査が終わりました。これが終われば、博士の本審査が半年後か一年後に受けられて、無事に博士号が取得できそうです。

発表のときは、研究のできていない部分をひたすら責められるのかと思っていましたが、やったことが評価されたので、拍子抜けしました。休日もなく、自宅でも働いていたことが報われたわけです。

評価されたポイントは、
  • 研究の意義が分かりやすく、意味があることだと思ってもらえた点
  • 研究の論理構造が分かりやすかった点
  • 定性的ではなく、定量的に取り扱った点
  • 正確な表現

でしょうか。すべて博士課程に入ってから意識しはじめたことです。修士のときには、できていませんでした。よく考えると、よい学術論文は、同じ特徴を持っている気がします。

ここでワークライフバランスに関して、書いておかなければいけないことは、僕にとっては、生活の大半を研究に使わなければ、人々の驚くような結果が得られないことです。適当に一日数時間だけ働いて終わらせていると、僕の実力では、人々の驚く結果が得られません。 これは問題です。

土日もなく、毎日10時間以上、研究に注力するのは、よかれわるかれで、研究はすすむものの、日常生活がくずれていきます。部屋や机の上が異様に汚くなったり、身だしなみに気を遣う時間がなくなったり、運動する時間がとれなくなったり、ストレスによって食べ過ぎたりします。この生活態度では、何かがいつか破綻しそうです。それでも研究で一流を目指すなら、やれるだけのことをやる必要があるんでしょうね。

しばらくは日常生活を適正状態にすべく、日常を過ごしていきたいと思います。いつかワークライフバランスが適正に取られることを目指しています。

2009年1月18日日曜日

JoVEで、MITの実験室の動画を発見する

JoVE (Journal of Visualized Experiments)に、僕が留学時に使っていたMITのクリーンルームの動画が出てきていました。これです。動画の形式はフラッシュで、FLVですね。


動画にあるように、僕も白いクリーンウェアを着て、キャップをかぶって、似たような作業をしていました。なのでこの場所は、本当に懐かしいです。見て頂くとわかりますが、MITのこのクリーンルームの中にある装置は、意外にぼろくて、汚いです。

ちなみにJoVEというのは、バイオ系の実験の方法を、動画や文書を使ってわかりやすく説明してくれるウェブサイトです。説明されている実験方法は、有名な学術雑誌に発表されたものです。ここに説明してある方法を完全に真似すれば、実験手法に関しては、世界でトップクラスになれるでしょう。

2009年1月12日月曜日

1月8日; 御徒町の金魚という居酒屋で、アメリカ人の友達と会う

1月8日は、御徒町の金魚という居酒屋で、MITで仲良くなったアメリカ人の友達と会いました。台湾に行って、アメリカに戻る途中に東京に寄ってくれました。泊まっている場所は、上野でしたので、上野駅で待ち合わせて、アメ横を通り抜けたところで、適当に店に入りました。それが金魚でした。

金魚
http://www.kin-gyo.jp/main.html

この店の料理の中で一番好きなのは、「野菜の盛り合わせ」(煮込み)でした。おでんみたいなものです。500円と安いのに、量が多くて、コストパフォーマンスに優れていました。

アメリカで働くなら、アメリカの国立研究所という選択肢もあるよ~。と教えてもらったりました。ここは普通の大学のポスドクよりも、給料が高くてよいようです。これは全然知りませんでしたので、有益な情報でした。例えばLawrence Berkeley National Laboratoryなんかがよい場所のようです。

久しぶりに英語で長時間話せたのが、よかったですね。悲しいかな、日本にいると、どんどん英語で話せなくなっていきます。話す機会が圧倒的に少ないので、仕方ありません。これは予想した通りでした。英語を本当に勉強したいなら、英語が本場の国に行くのが楽でしょうね。

またこうやって、友達と会って話せるとよいですね。視野が狭くならずにすむし、普段行かない場所に行けたりしますから。またまたよい経験になりました。

午前1時に竹ノ塚駅から自宅に向けて歩きはじめる

1月10日土曜日に、下北沢で先輩の壮行会をしたあとに、下北沢駅23:39発の新宿行きに乗りました。そのときは気がついていませんでしたが、実はこの電車に乗ると、自宅の最寄り駅までは帰られず、竹ノ塚駅までしか到達できません。

[実際の経路]
・下北沢23:39

・代々木上原23:55

・北千住0:38

・竹ノ塚0:48

竹ノ塚から先は電車がなく、タクシーか歩きになります。

そこで歩けば節約になるし、北に向けて、線路沿いに歩けば、帰られるだろうと単純に考えて、歩きだしました。でも思った通り行かないのが、世の常です。

実際は、線路沿いに歩行者用の道はありませんでした。線路に面して、竹ノ塚モータースクール、続くその先には足立清掃工場があって、線路沿いの道がなく、線路をつたっては歩けません。そのため、敷地を迂回することを繰り返して、線路沿いに移動する必要がありました。いつも電車に乗って景色を見ているのに、そんなことは気がついていませんでした。

夜中に歩くのは、怖いものです。とくに足立清掃工場の周りは、本当に人気がなく、民家もなく、夜中の1時に一人で歩くのは、恐怖心がありました。このときは、歩き始めたことを後悔したものです。

それでもなんとか線路沿いに歩いていった先に、川(辰井川)が登場しました。そして線路沿いには橋がありませんでした。この辺りも人気がなく、線路の橋桁を歩くのは、また薄気味悪いものでした。

結局、川を渡る橋を、東にちょっと歩いたところに見つけました。国道4号線です。論理的には、この国道沿いに歩けば、自宅にたどり着けるはずでした。しかしもう寒くて怖かったので、タクシーを呼び止め、タクシーに乗って帰ることにしました。1700円かかりました。

終電を先読みしておくのは重要です。なんとなく帰れるだろうと楽観的な気分でいたら、失敗しました。もし下北沢駅23:33発の電車に乗れれば、こんなに苦労せずに帰宅できたはずです。3-4分の違いが、1700円と膨大な苦労につながることもあるという教訓を得ました。先読みは大事です。

昨年6月末に書き始めた論文を、昨日ようやく投稿する

週末は土日も自宅で働きまして、ようやく論文の投稿を終了しました。今回の作品は知恵と努力の結晶です。昨年6月末に書き始めて、ようやく昨日投稿したところです。最初は、データをどうまとめるかに四苦八苦し、なんとか書き上げた後は、内容をチェックしてもらうのに時間がかかりました。そして最後は、論文の形式をそろえるのに時間がかかりました。

実験データをまとめるのには、苦労しました(昨年6月末~8月末)。これには2ヶ月近くかかりました。なぜなら誰もやったことがない領域で、データをどのようにまとめたらよいのか、参考にすべきものがなかったからです。何十回もグラフを書き直しましたし、適切な表現形式を選ぶために、本当に頭を使いました。

こう苦労して論文を書き上げた後は、内容チェックに時間がかかりました(昨年9月~今年1月初旬)共著者が4人いて、全ての人に内容を確認してもらったのに加え、ネイティブに英語のチェックを2回頼んだからです。このやりとりには4ヶ月強を要しました。これでも催促して、催促して、内容チェックを急がせた結果です。ここはなんとか短くしたいところです。

なぜ4ヶ月もかかるかというと、内容の整合性をとるために、直列にこなしていく必要があり、一人ずつ依頼していくのが主要因です。もしこのプロセスを並列にできるなら、1ヶ月もあれば、論文を書いた後のチェックが終わるはずです。このプロセスを短くするのは、今後の課題です。

最後は、論文の形式をAIP(American Institute of Physics)形式にそろえるのに、1日程度を要しました(土日)。今回は参考文献リストを出力させるのに、Endnoteを使って、指定の形式に自動で出力させました。もし使わなかったら、手動で全部修正する必要があって、倍以上の時間がかかったはずです。Endnoteはうまく使えるようになると、本当に便利です。使っていない人は、ぜひ使ってみることをお薦めします。

この調子で、どんどん研究内容を論文にして、発表していけるとすばらしいですね。ただ、もっと早く投稿できるようにするのに、内容チェックの時間短縮という課題が残りました。

2009年1月6日火曜日

デジカメ購入 IXY DIGITAL 20 IS

今もっているデジカメが壊れているので、大阪ボンバーという店で、14,239円に安くなっているCANNONのデジカメを買うことにしました(Amazon.co.jpでは14,240円)。IXY DIGITAL 20 ISです。作戦としては普段の持ち歩き用に、安くてコンパクトなデジカメを買っておいて、後で一眼レフも買うという作戦です。

買った理由は以下です。
  • 価格が安い
  • グッドデザイン賞をとっており、デザインがよい
  • 約125g(本体のみ)と軽い
  • 手ブレ補正あり
  • 光学ファインダーつき
ついでにAmazon.co.jpで、4GBのSDカードを610円で買う予定です。

このカメラが手には入ったら、またBlogにアップする写真も増やせると思います。

Canon デジタルカメラ IXY (イクシ) DIGITAL 20 IS(ホワイト) IXYD20IS(WH)
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2009年1月5日月曜日

1月3日は研究室の同期と会い、エンジニアの同期との差を悟る

1月3日は、夕方から名古屋大での研究室の同期4人と会いました。同期の中で、博士に進学したのは僕だけです。僕以外はみんな会社でエンジニアとしての職務を果たしています。

当初、僕らは元所属していた研究室で落ち合う予定でしたが、研究室には誰もおらず、入られずじまいでした。僕らがいた頃は、正月三が日にも誰かが研究していたもので、誰もいないのは驚きました。昔に比べると、今はずいぶん健康的な研究室になっているようです。

結局その後、大学内は閑散としてやることはなかったので、名古屋大学前駅から地下鉄名城線に乗って金山に移動しました。そして金山にある牛角で焼き肉を食べながら、話をしました。

会社の話を聞いていると、エンジニアの同期と自分が何が違うか、差が分かってきます。大学に残ったことは、経済的にはマイナスだったけど、問題解決力や話を作る力が、会社に行った同期よりも、ついていると思いました。おそらくその差が出てきた原因は、自分の研究は、自分で責任をとらなければならなかったことが原因です。

今の研究室は、自立して研究を進められる力をつけることが要求されています。なので研究に行き詰まったら、自分で問題を分解して、自分で対策を打つ必要がありますし、今の研究に意味があるのか?と聞かれたら、自分の言葉で説明する必要があります。それを続けていると、問題解決力や話を作る力が徐々についてきます。

この辺の力をつけるには、よい意味で放置される必要があると思います。先生に言われたことだけをやる研究室や、上司に言われたことだけをやる会社では、頭をあまり使う必要もなく、上述の力がつきにくいと思います。

今後、自分で何かを切り開いていく際には、大学で培ったこういう力が役に立つに違いありません。戦略的にも、せっかく身につけた力を意識して活用した方がよいのでしょうね。

研究以外の世界が垣間見えて、よい会合になりました。

1月2日のできごと

デジカメ、本、日用品を買おうと、朝からいろいろと商店を車で移動し、見回りました。それで

  • ヤマダ電機
  • ホームセンターバロー
  • ブックオフ
  • アピタ
  • ケーヨーデーツー
  • カメラのキタムラ
  • イオン

に行きました。これだけ見たにも関わらず、食料品以外には何も買わず!でした。僕は本以外にものを買うときは、ほんとうに吟味してしまいます。衝動買いをしたくないタイプです。

夕方には温泉に入りました。入浴料は700円でした。この温泉で気になったことは、3つありました。露天風呂に40インチぐらいのテレビがあったこと、男性浴場に女の従業員の人が入ってきたこと、入浴一時間内に館内放送が2回あったことです。とくにテレビは思考の邪魔になってよくないと思いました。

夜になって、母方の祖母の家にいきました。祖母の実体験にもとづいた話は、聞かせます。夜耳が痛いと思って、朝まで我慢して、それから医者に行って、医者が耳にライトを当てたら、10cmぐらいのムカデが耳の穴から出てきたという話は、恐ろしい話です。他にも、爆弾から逃げ回ったり、ヤミ米の取り締まられたりした話もありました。そのためパレスチナのガザ地区の空爆にも共感できたようで、物事に対する姿勢も、若い世代とは全く違うようでした。

いつもの生活と、異なる体験ができるという意味で、実家に帰ることはよいことです。研究室と自宅の往復を続ける生活は、知らず知らずの内に、生活範囲と思考の範囲を狭めてしまっています。意外なことに、「どこにも遠出せず、延々と働き続けること」は、脳の成長につながっていないということです。

2009年1月4日日曜日

元旦のできごと

そばを食べた後は、実家の近くの天神に初詣に行きました。その神社で叔父さんと、その42歳の息子に会いました。その叔父さんの息子は、一族の中では一番年上のいとこで、厄年だそうです。それでなぜ神社にいたかというと、この地方では、地元にいる厄年の男の人が、神社の初詣の運営を行うためです。そのいとこに、「どの株があがるか教えて」と聞かれましたが、いい加減なことは答えられないので、曖昧に返事をしておきました。
(ちなみに研究者のほとんどは、株や会計のことは知らないはずで、聞く対象がよくないと思われます)

いとこが42歳になったとき、まだ地元に残っていて、初詣の運営ができましたが、僕が42歳になったときに、どこにいるか、まったくもって読めません。父方の親類縁者のほとんど(30人ぐらい)は、地元にとどまっていることを考えると、置かれている境遇の違いに感じいるばかりです。僕は単に違う考えを取り入れたかったので、外に出ていますし、今のところ、その目的は達成できているでしょう。それでも最終的には、帰巣本能が発揮されて、地元に戻ってくるのでしょうか。

初詣の後は、帰って寝ました。

目覚めて、昼からは、家族でインド料理を食べに出かけました。そこでは、サグカレーを食べ、ラッシーを飲むことができたので、僕は満足しました。店内にいたのは、我が家族一グループだけでした。正月にインド料理を食べるのは、珍しいのでしょう。それとは対照的に、インド料理屋のとなりにあった「もつ屋」が昼間にも関わらず賑わっていたのには、驚きました。もつ屋は、飲み屋なので、普通は夜に行くところのはずです。

その後は、東海圏では有名なアピタという総合スーパーに出かけました。福袋を中心に見てみたものの、特に欲しいものが見あたらず、何も買いませんでした。

夕方からは、父の兄の家にいきました。父方の祖父祖母の仏壇に線香をあげました。ここで線香のあげかたを知らなかったので、教えてもらいました。こういう常識的なものは、知っておくべきだろうと思った次第です。

その後、岐阜県、各務原市に新しくできたイオン各務原に出かけました。ここも様々な店舗が入っていて、巨大なショッピングモールを形成しています。いろいろ見たものの、主な戦利品は2つだけでした。KALDIのドリップ式のコーヒーパックと、同じくKALDIで298円と安くなっていたマカダミアナッツチョコです。

ほんとうに、欲しいものが、あまり見あたらないようです。

まとめて日記12月29日~31日

29日
午後から大学に行って、少し研究を進める。僕をいれて、3人の人が研究室に来ていた。多くの人はお休みでした。

方々に仕事依頼のメールを送っておく。この返事は年明けになるでしょうか。

ここにきてようやく年賀状を6種類印刷する。毎度年賀状の優先順位が後回しになっているので、何かやりたくない理由があるのかもしれない。

2人の先生に年賀状を出す必要があって、先生宛の年賀状に何を書くか、30分ぐらい考えた。これが一番難しい年賀状で、一番最初に書きはじめた。この年賀状を書いたら、後の年賀状はすいすい書き終わった。


30日
東京組への年賀状を10枚ぐらい書き終わり、郵便局のポストに入れた。これらは元旦についていることを祈る。

実家へのおみやげ(草加せんべいの箱x2と袋x8)を宅配便で配送する。佐川急便で頼んだら、埼玉から愛知までが510円だけで、安かった。これは翌31日発送で、元旦に届いた。

今年最後のウェイトトレーニングとして、4種目こなす。この日が一年で一番きつかったトレーニングかもしれない。


31日
午後5時のバスに乗って、名古屋に向かう。片道5時間ぐらいのバスだった。バスの中で書類を完成させて、さらに新書「覚悟のすすめ」を読み終わる。途中で休憩をとったサービスエリアの海老名と牧之原でパンを調達し、それが夕ご飯になった。そして午後10時に名古屋駅に到着した。
覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21)
その後11時から、高校の同級生3人と30分だけ会った。友人に、「昔と変わっていなくて安心した」と言われた。アメリカに行った影響を楽しみにしてたみたい。でも最終的には、僕の話す日本語が、英語化していることを指摘された。変わったのか変わっていないのかどっちなんだろう。

地元のそば屋さんで、年越し蕎麦を食べながら、NHKの除夜の鐘を見る。こうして2008年は終わりを迎えた。
 
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