2009年1月5日月曜日

1月3日は研究室の同期と会い、エンジニアの同期との差を悟る

1月3日は、夕方から名古屋大での研究室の同期4人と会いました。同期の中で、博士に進学したのは僕だけです。僕以外はみんな会社でエンジニアとしての職務を果たしています。

当初、僕らは元所属していた研究室で落ち合う予定でしたが、研究室には誰もおらず、入られずじまいでした。僕らがいた頃は、正月三が日にも誰かが研究していたもので、誰もいないのは驚きました。昔に比べると、今はずいぶん健康的な研究室になっているようです。

結局その後、大学内は閑散としてやることはなかったので、名古屋大学前駅から地下鉄名城線に乗って金山に移動しました。そして金山にある牛角で焼き肉を食べながら、話をしました。

会社の話を聞いていると、エンジニアの同期と自分が何が違うか、差が分かってきます。大学に残ったことは、経済的にはマイナスだったけど、問題解決力や話を作る力が、会社に行った同期よりも、ついていると思いました。おそらくその差が出てきた原因は、自分の研究は、自分で責任をとらなければならなかったことが原因です。

今の研究室は、自立して研究を進められる力をつけることが要求されています。なので研究に行き詰まったら、自分で問題を分解して、自分で対策を打つ必要がありますし、今の研究に意味があるのか?と聞かれたら、自分の言葉で説明する必要があります。それを続けていると、問題解決力や話を作る力が徐々についてきます。

この辺の力をつけるには、よい意味で放置される必要があると思います。先生に言われたことだけをやる研究室や、上司に言われたことだけをやる会社では、頭をあまり使う必要もなく、上述の力がつきにくいと思います。

今後、自分で何かを切り開いていく際には、大学で培ったこういう力が役に立つに違いありません。戦略的にも、せっかく身につけた力を意識して活用した方がよいのでしょうね。

研究以外の世界が垣間見えて、よい会合になりました。

0 コメント:

 
Copyright 2009 Life After MIT のんほい生活. Powered by Blogger Blogger Templates create by Deluxe Templates. WP by Masterplan