2009年11月29日日曜日

クレジットカード支払いの優位性

クレジットカードが使える店で、千円以上支払うときは、僕は必ずクレジットカードを使う。その理由は3つある。1つめ、持っている楽天カードで支払うと、総額の1%分、ポイントがたまるから。2つめ、支払いが1ヶ月は延びて、その分の利子収入が増えるから。3つめ、小銭でじゃりじゃり支払うのが面倒だから。

でも周りを見渡すと、クレジットカードで支払う人は少数派のようだ。一例として、イトーヨーカ堂でレジを観察していたら、クレジットカードで支払いができるにも関わらず、9割方の人は現金で支払っていた。

これにはアメリカやヨーロッパとは、大きな違いを感じる。アメリカのスーパーで、現金で支払っている人は、見かけることが稀だ。クレジットカードが使えないスーパーはほとんど存在しなかった、と思う。そして電車の乗車券は、クレジットカードで買えたりするし、レストランのチップもクレジットカードで支払えたりする。 僕にとっては、わりかし便利だった。

合理的に考えると、クレジットカードの支払いの方が、現金支払いよりも優位だと思うが、何で広まらないんだろうか。


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2009年11月28日土曜日

実験の調子がよくなってきた

土曜日であるが、いつものように午後から大学に行き、約6時間、実験やら、調べ物をした。大学の構内では、銀杏がよい色をしていた。まだ少し緑が混じっているけど。銀杏の葉は、すでに落ち始めていた。一週間もすると、見られなくなってしまうかも。銀杏の旬は短い。
最近の実験は、やればやっただけ進む。大きな原因は4つある。まず(1)当たりそうな仮説が思い浮かぶことと、そして(2)身体が思ったとおり動くこと、さらに(3)細かい点に気がつくこと、最後に(4)詳細な実験記録が残せていること。

以下はその原因について、詳しく記述する。

(1)今日も自分の考えた仮説通りに、実験がうまくいった。それは英語の情報源を理解して、論理的にうまくいきそうと思ってからやった実験だ。英語で現象の背景をきっちり勉強しておけば、有効な仮説をスクリーニングできて、無駄な実験が減らせる。こういうロジックをおさえた実験は、欧米の人は得意で、その姿勢は見習わないといけない。

(2)身体がよく動く。これは有酸素運動を取り入れて、意識的に心肺系を鍛えるようにしたからだと思う。心拍数を160-170まで上げて、心肺を鍛えれば、日常で疲れにくくなる。

(3)細かい点に気がつくのは、実験に集中できているからだろう。色々考えた末、研究に集中するのがよいと思ったので、Just do itの境地に至り、バリバリ進めている。

(4)詳細な記録が残せているのは、やった実験を無駄にできないという思いが強くなったから。時間に対する逼迫感からきている。記録を見返すことで、(1)のよい仮説にもつながる。我ながらよい習慣が持続できていると思う。

心身の調子がよいときに、はりきって働こうと思う。それにしても、調子がよくなってきたのは、東京に来て、3年半たってからで、遅すぎた春だ。ボストンにいたときも、調子がよかったけれど。調子のよい状態が生み出される原理を解明し、意識的に作り出せれば、サイエンスになるかな。

不安定な雇用と仕事探し

若手研究者の学術機関での雇用状況は、不安定で、数年単位:1~5年の更新制が多い。公務員や大企業の会社員と違って、終身雇用ではない。この学術機関での、雇用形態は、正直にいって、自分にとっては、「来年どうなるんだろう?」、「何をして働くのだろう?」、「仕事はあるんだろうか?」という思いが強くなる。

そして自分が、来年どこで働くかは、正式には何も決まっていない。さりとて生きていく上で、仕事がなく無収入なのは困る。ということで、かなり危機感を持って、来年働く場所を探している。

働く場所を探すにあたって、応募して感じたことは、「席が限られているから、他の応募者に競争して勝たなくてはならない」ということ。オンリーワンよりナンバーワン。こうして人と比べたときに、自分にとってボトルネックは、論文数と技術だ。

これらのボトルネックへの対策として、2つ行う必要がある。(1)まず持てる力の殆どを、論文を書くための研究に注ぐこと。論文に関しては現在進行形で、遅からず結果は出る。(2)新しい技術を身につけること。技術に関しては、まだ何も対策をしておらず、手だてを打つ必要がある。

博士課程のときは、危機感はほとんどなかった。それが研究員になってから、かなり強い危機感が醸成された。なんとか自立して食っていこうと思うと、入る気合いが違ってきますな。

2009年11月25日水曜日

私と実験用のホットプレート

今回のホットプレートは、料理に使うものでなくて、実験に使うものだ。家庭用と違って、実験で使うものは、温度が表示される。さらに高精度で温度が制御できる。家庭用よりも、再現性を重視するから、精度が必要なんだと思う。

さてホットプレートを使っていて、加熱を終了し自然冷却させるには、ホットプレートの電源を切らなければならない。それで今まで毎回、実験室に入って、ホットプレートの電源を切っていた。しかし実験室に出向くのは面倒くさく、効率が悪い。居室と実験室は距離が離れているし、他にやることもあるのだ。ここで面倒くさがりやの本領が発揮された。

ホットプレートに「AUTO OFF」という機能をみつけた。「AUTO OFF」のスイッチを押し、タイマーを設定すると、設定した時間の後、ホットプレートの加熱が終わる。タイマーで加熱を終わらせ、自然冷却後に、できあがったものを取りに行けばいい。なんと、タイマーつきのホットプレートとは知らなかった。これは今まで誰も使っていなかったが、有用な機能だな。

これでホットプレートに拘束される時間は、半分ぐらいになった。考えて、楽をするもんだなと思った。

2009年11月22日日曜日

TOEICの点数返ってきました

900点超えを狙うと言っておきながら、なんと765点でした。内訳は、リスニングが375点で、リーディングが390点でした。リスニングでは、マークミスしました。リーディングが悪かったのは、単に力不足でしょう。ビジネス英語を読んでいなかったのが、悪かったと思います。

留学前より、スコアを下げてしまって、正直言って、かなり恥ずかしいです。次回に受験するかどうかは、不明です。

2009年11月13日金曜日

採血が痛いよ

今日は採用時の健康診断があって、大学の健康センターで採血をした。採血するのは3年半振りで、前回はうまくいった記憶がある。僕は体脂肪率が8%なので、血管がよく見える。しかし今回、なぜか採血する看護師は、針を血管にうまく刺せず、僕は痛い思いをした。

看護師は、まず左腕で挑戦した。僕は針を刺すところを見て、血を流れ出るところを見ようとした。しかし一向に、血が出てこなかった。針は血管に刺さっておらず、筋肉に刺さっていた。看護師は、血が出ないのを焦ったのか、さらに奥まで刺された。それが痛かったので、僕は声が出た。

すると採血を待っている「後ろ10人ぐらいの男性陣」に、緊張が走った。見ていた限りで、うまく刺さらなかったのは、僕がその日初めてだったと思う。刺しやすいはずなのに、間違ってすみませんと、看護師は僕に何回も謝っていた。

結局、左腕は諦めて、右腕になった。すると右腕でやると、最初から血管にヒットして、採血がうまくできた。痛みは左腕よりもかなり少なかった。うまくいったからいいが、両腕に採血の後が残った。

その後、僕の左腕の鈍い痛みは続いている。痛いし、後味が悪いので、もう当分の間、採血はしたくない。

2009年11月12日木曜日

英文添削をアメリカ人の友達に依頼する

論文を書き上げ、先生の3度に渡るチェックを乗り越えた。後は、より自然な英語にする必要があるから、MITのときに知り合ったアメリカ人の友達に添削を頼んだ。アメリカに行った経験は、こういうときに、役に立ってくる。

今回、英語の添削を業者に頼むことを考えたけど、お金が高くつきそうだから止めた。4000ワードの文章について、文法や誤字・脱字の間違いを直してもらうと、2万円ぐらいかかりそうだった。さらに「論理性・関連性」や「文章構成・流れ」も直してもらうと、価格は倍ぐらいになるようだ。

英文校閲の相場を知ると、なおさらその友人には、本当に報いる必要があると思う。会っている時間がある内に、もっと接待しておけばよかったかな。

英語を直してもらっている間は、違う作業をする。人に頼む以上、待っている時間が必ず産まれるから、同時に2,3テーマを進めて、効率よく研究を進めていく。

2009年11月9日月曜日

休みだから掃除をして、モノの活用度を高めた

いつもは自宅にいる時間が短くて、なかなか掃除にまでは手が回らない。今日は休みで時間があったから、遊ぶ前に家の片付けをした。

片付けを実行する前に、下準備をしておいた。まず収納を増やし、分類しやすくするために、「ウッドトップチェスト」「文庫本ラック」を購入した。楽天にある店舗で買って、配送してもらった。ウッドトップチェストは、組み立てる作業が不要で、そのまま使えた。文庫本ラックはネジ止めして、組み立てる必要があった。

さて4つの棚にそれぞれ、分類して服や本を配置した結果、かなり見通しがよくなった。それによって、服と本を探す時間が減った。こうしてモノを下手に増やすよりも、今あるものを整理して、その活用度を高める方がいいと思った日だった。

これは余談だけど、MITの装置の方が、今の大学にある装置よりも古かったけど、装置の活用度は高かった実感がある。それがアメリカの研究効率の高さの秘訣の一つだと僕は思っている。ある程度モノがそろえば、あとは活用するフェーズに移った方が、効率よく幸せになれるのかもしれない。


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2009年11月6日金曜日

公募書類の提出完了

教職の公募の書類を提出した。提出した書類は合計で40ページになった。

様々な書類を準備する必要があるが、着任後の研究計画書を書くのに、一番時間がかかる。自分の経験が活きて、相手の強みが活きる計画を作る必要がある。それには、己を知り、相手を知らなければならない。いい計画を考えるのも大変だ。

結局、書類を準備するために、祝日は休みにならなかった。自宅と電車でも、書類のチェックと書き直しをした。そして6日間で、先生に3回書類をチェックしてもらった。

さて今回は、書留などの指定がなかったので、宅急便で配送した。どちらも1日で着き、かつ荷物の追跡ができる。その中でも、宅急便が郵便より優れている点は、少なくとも2点ある。値段・集配時間だ。
  • 宅急便は直接店舗に持ち込むと、640円。これは郵便にオプションを付けるよりも安い。郵便の場合、定形外+簡易書留+速達 で 710円。
  • 生協の宅急便の集配は4:30PMが最終。大学から郵便を出す場合、2:00PMが最終集配。
それだったら、宅急便で出す。

この書類選考が通ったら、面接である。面接が始まるか、次の公募に出すまでの間、また頭を切り替えて、論文執筆を再開する。この仕事、書くのが好きでないと、やっていられない。
 
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