2009年11月28日土曜日

不安定な雇用と仕事探し

若手研究者の学術機関での雇用状況は、不安定で、数年単位:1~5年の更新制が多い。公務員や大企業の会社員と違って、終身雇用ではない。この学術機関での、雇用形態は、正直にいって、自分にとっては、「来年どうなるんだろう?」、「何をして働くのだろう?」、「仕事はあるんだろうか?」という思いが強くなる。

そして自分が、来年どこで働くかは、正式には何も決まっていない。さりとて生きていく上で、仕事がなく無収入なのは困る。ということで、かなり危機感を持って、来年働く場所を探している。

働く場所を探すにあたって、応募して感じたことは、「席が限られているから、他の応募者に競争して勝たなくてはならない」ということ。オンリーワンよりナンバーワン。こうして人と比べたときに、自分にとってボトルネックは、論文数と技術だ。

これらのボトルネックへの対策として、2つ行う必要がある。(1)まず持てる力の殆どを、論文を書くための研究に注ぐこと。論文に関しては現在進行形で、遅からず結果は出る。(2)新しい技術を身につけること。技術に関しては、まだ何も対策をしておらず、手だてを打つ必要がある。

博士課程のときは、危機感はほとんどなかった。それが研究員になってから、かなり強い危機感が醸成された。なんとか自立して食っていこうと思うと、入る気合いが違ってきますな。

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