たとえば、こんなことをやっていた。
- 配電盤のブレーカー交換。発電機を使った停電対応。
- 蛇口交換。純水製造装置の修理。ドラフトチャンバーの修理。
- ドアクローザーの修理。戸棚戸車の修理。
- 高圧ガスの配管。真空ポンプの交換。
- 他にも専門的な装置のメンテナンス。
ということで専任で研究室の設備を管理する人、助手や技官がいてもいい。しかし、大学は冬の時代で、そんな人件費はない。
お金がないなら、学生がやってくれてもいいと思う。ところが、学生はこういう施設補修の仕事はなぜかやらない。まず機器の調子が悪いことに気づかない。仮に気づいたとしても、そのまま放置してしまう。そのセンスは、エンジニアとしては、よくない態度である。そのあたりを訓練させてあげたいけど、このベーシックなセンスは、学習できるのか怪しい。
結局は、今のポジションにいる数年?は、自分でやるしかないか。あと少しで、大体の問題は出尽くして、パターンが類型化すると思う。そしたらもう少しは楽になりそうだ。そんな希望を持っている。