2010年11月28日日曜日

施設係としての助教

4月に異動してからは、助教ではあるが、まるで施設係になったような気分である。

たとえば、こんなことをやっていた。
  • 配電盤のブレーカー交換。発電機を使った停電対応。
  • 蛇口交換。純水製造装置の修理。ドラフトチャンバーの修理。
  • ドアクローザーの修理。戸棚戸車の修理。
  • 高圧ガスの配管。真空ポンプの交換。 
  • 他にも専門的な装置のメンテナンス。
この作業をやること自体は嫌いではない。問題は、研究する時間が減り、労働時間が長くなることにある。 また研究できなければ、研究実績が作れず、上の職位にいくのが難しくなる。他の人にやってもらえば、もっと研究に専念できるのだが。

ということで専任で研究室の設備を管理する人、助手や技官がいてもいい。しかし、大学は冬の時代で、そんな人件費はない。

お金がないなら、学生がやってくれてもいいと思う。ところが、学生はこういう施設補修の仕事はなぜかやらない。まず機器の調子が悪いことに気づかない。仮に気づいたとしても、そのまま放置してしまう。そのセンスは、エンジニアとしては、よくない態度である。そのあたりを訓練させてあげたいけど、このベーシックなセンスは、学習できるのか怪しい。

結局は、今のポジションにいる数年?は、自分でやるしかないか。あと少しで、大体の問題は出尽くして、パターンが類型化すると思う。そしたらもう少しは楽になりそうだ。そんな希望を持っている。

0 コメント:

 
Copyright 2009 Life After MIT のんほい生活. Powered by Blogger Blogger Templates create by Deluxe Templates. WP by Masterplan