2009年1月31日土曜日

歯医者の全体観を持った仕事の進め方

1月30日の朝に歯医者を予約し、その日の午後6:30から歯医者の診察を受けました。そのときに、歯医者が全体観を持って仕事に取り組んでいる様子に驚きました。もちろん治療マニュアルみたいな型があって、それに沿って仕事をしているのでしょうが、その仕事の進め方は、仕事の達人の様相を呈していました。全体観を持つことで、治療の抜け漏れが防げて、いつ治療が終わるかまではっきりします。

その歯医者は、まず歯の全体を見て、ここの歯に問題があって、ここの歯には問題がないと、全体を把握しました。その後、ここの歯は治療する、ここはしなくても大丈夫と決めました。そして最後になって、個別の問題に対処しました。このような手順を踏むことで、毎回、抜け漏れがなく治療ができるわけです。

普通に働いている人なら、最初に見えた問題を順番に処理していくだけで、全体を見るという習慣がありません。仕事の対処方法は、ワニワニパニックのようなものと言えるでしょう。そのような仕事の処理では、不確定な、ゲーム的な要素が増えてきて、いつも一定のレベルの仕事をすることができなくなります。後から追加で仕事をやることにもつながります。

今回の歯医者のように仕事をしてくれると、患者の視点からみると、非常に安心できます。仕事のプロを目指し、給料をたくさんもらいたいなら、全体観を持って仕事をするのがよさそうです。

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