2010年5月14日金曜日

気長に芽が出るまで待つ日々

研究室の学生が、自発的に「実験装置を運ぶ」と言い出したので、教育の観点から任せることにした。当初の予定では、4月中にやるという話だった。ところが月曜日の段階でも、実行に移されていなかった。

なので、さすがに火曜日に再度話をした。すると、その学生は「今週中にやる」と言った。しかし木曜日の夕方に、再度話を聞いてみると、まだやっていないし、計画も立てていないとのこと。学生の計画力・実行力の発揮が望まれる。

僕だったら1時間以内に片付けて、すぐ終わるのだけど、「段取りをして、人を手配して、指揮する訓練」を学生に積ませたいから、自分ではやらない。学生に任せ、実行まで見届けるのは、長期戦になり、忍耐力がいる。前いた研究室の教授が、「自分でやった方が早いけど、あえて学生にやらせる」と何度も言っていたことを、実感する毎日である。自分でやってしまうと、訓練にならない。気長に待って、やり切ったら学生を誉めようと思う。

0 コメント:

 
Copyright 2009 Life After MIT のんほい生活. Powered by Blogger Blogger Templates create by Deluxe Templates. WP by Masterplan