2011年2月15日火曜日

単年度予算の消化は大変だ

多くの大学の予算は、単年度会計である。年度内に使い切れない研究費の次年度繰越は通常不可である。本大学の場合、物品については2月中購入しないと、今年度の研究費から支払えない。やっかいなことに、この予算消化は、どうしてもギリギリになる。

なぜなら何か急な出費のために、予算消化を後延ばしにした方がよいからである。例えば、急な出費の代表格である装置故障に備えなければならない。12月に予算を使い切った状態で、1月に装置が壊れて修理が必要となると、お金がなく、対応ができない。かといって、2月末のギリギリまでに粘りすぎると、焦って物品購入するハメになる。

町の道路工事のように、数合わせで不必要なものを買っているのではないか?と疑われるかもしれないが、自分の場合はそうではないので、悪しからず。年度毎会計がこの問題を引き起こしているのは間違いない。だが自分ではシステムを変えられないので、今回はそこには触れない。

今年度は、教授の研究費を除いても、5種類の研究費を使い分けていた。用途毎に使い分ける必要があり、考えて使わなければならない。文房具、椅子、プリンタなどの汎用品は、通常の研究費では購入できず、校費からの支出となる。これもかなり面倒くさい。

自分の研究費だけでも種類が多いのに、研究室全体の研究費も管理するとなると、把握するだけで頭のメモリが取られる。このあたりのお金の管理システムをもっとうまく構築したい。それが来年度の課題でもある。

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