2009年7月20日月曜日

出身中学校を変えたい

土曜日、大学の研究室に向かう途中、渋谷区立上原中学校の中学生を見かけた。普段目にも止めないが、ふと靴とカバンがこじゃゃれていることに気がついた。おそらく靴やカバンを自由に選べるのだろう。いいなあと思いながら、研究室に向かって歩いた。

10年以上前、僕の出身の愛知県北部の公立中学校では、靴は白一色のものしか駄目で、カバンは指定のものしか使えなかった。靴下も白一色でないと駄目であり、ワンポイントも許されなかった。自由度は限りなく0に近く、そのルールの意味も分からなかった。それに対して説明をできる人もいないので、僕は不満を抱えて毎日を過ごす日々だった。

卒業して、高校に行ったとき、靴もカバンも自由に選べるようになった。高校の自由さに感動した。でもその程度の自由さは、人として当たり前だ。

その当時は、自分で中学校を選べなかったし、嫌でも行くしかなかった。本当は、上原中学校のような、もっと自由な中学校に行きたかったと思っている。ずっとあの中学校だったら、抑圧された環境で、いつまでも自分の能力が開花せずに終わっただろう。自分に子供がいたら、行かせないかなあ、と思う。でもまあ同じ苦労をさせるのも、広く人間や世界を知るにはいいのかも。

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