2009年3月14日土曜日

「大企業」と「公的な研究所」の管理体制の違い

親類や近所に、大企業で働いていた人がほとんどいなかったために、「大企業での労働環境」についてほとんど知りませんでした。今になって、大企業の社員にインタビューするうちに、「大企業で働く意味」が分かってきます。会社の利益を守るための管理が重視されます。そして社員は会社の指示に従って動きます。

例えば大企業では、このような特徴がありそうです。

  • 【本人の希望】よりも、【企業の利益】が優先された配属となる
  • 【職場見学の機会】は採用試験の通過者に限られていて、内部がよく見えない
  • 社員の行動と情報発信が管理されていて、自由に動けない
  • 人事部を通してからのOB面談

しかし僕は、管理されて、不自由になるのが苦手です。なので、管理が多い組織(=大企業, etc.)は苦手という結論が導き出されました。




一方で、地方自治体の研究所にコンタクトをとったときは、大きな違いを感じました。自由だなあと思いました。自由という一点において、公的な研究所はいいですね。
なぜなら、

  • 比較的、本人の希望を押し通すことができる
  • 人事部を通さなくても、職場が見学できる
  • 研究所のチーム長とも、直接対話や電話ができる
  • 自主的に時間を管理して、行動することができる

からです。なんといっても、自由な感じです。





両者を比べてみて、がんじがらめにされてしまう大企業で、数十年に渡って働く自信がなくなりました。僕は給料が多少低くても、自由なところで働きたいです。

両親が自営業の人は、「自由に働くのが当たり前」と思ってしまうので、「規律が多い組織で働くのを苦手」に思ってしまう傾向が強いのではないでしょうか。自由志向の人は、自由度が高いところに目星をつけて就職活動するのがよさそうですね。

2 コメント:

ittadao さんのコメント...

自由度はすごく大事な要素ですよね。
大企業は利益を挙げるために、極度に選択と集中をする必要がありますからね。特に10年くらい前から遊び部分をかなり削ってしまったので、”会社のために”というのが強くなった気がします。逆に”社員のために”という部分がどうもないがしろになっているのが僕はあまり好きではないですね。
やはり何事も両矢印が大事だと思います。

Moemoe さんのコメント...

ittadaoさん、

自由度は大事ですね。しかし会社選びの段に、多くの人が思いを巡らさない要素のような気がしています。

ところで株主視点からは、株主のために社員が働くのが会社だと思います。その意味では、「社員のために」という会社は、普通は存在しないんでしょうね。

ただ社員視点では、そんな会社ばかりでは、うれしくないです。ここは、なんらかの仕掛け(法律)を作って、「社員のために」という部分を増やす必要があるのかもしれません。

トータルで幸せな人が増える世の中がいいですね。

 
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