2009年2月11日水曜日

会社説明会に参加し、考えがまとまる

八王子近くにある某メーカーの会社説明会に参加してきました。その会社は複写機という最終製品と、光学部品を扱っている会社です。名前は秘密です。

写真は、説明会に参加するときに通ったJR豊田駅の駅前の通りです。

企業説明会に行ったのは、大学ではなく、企業で働くことも考えはじめたからです。

大学に残って先生になるには、いつも研究のことばかり考えられる人の方が向いている気がします。なぜなら研究に使った時間と、研究がうまくいく確率は、相関があるからです。

しかし僕の場合は、研究ではない「ビジネスモデル(どうやってお金を儲けるか)、よいデザインのものは何か、エンターテインメント」などに頭が向くことが多く、研究に割く時間が減る傾向があり、純粋な基礎研究者としては、芽が出にくい。つまり向いていないのかなと思い始めました。研究は好きなのですが、世の中には、他にも面白いものがあると思ってしまいます。

前々から、研究のことだけを考えられるように訓練しようとしましたが、なかなかままなりません。脳がそういう特性を持っているので、難しいかもしれません。

ここで、自分の脳の特性に合った分野を探せば、幸せになれそうです。うまい具合に働き場所を選べば、ビジネスやデザインの分野に携わったところで働けるはずです。

今回、企業説明会に行ったおかげで、メーカーの内実が少し分かり、もしメーカーにつとめた場合、どの分野に携わりたいかはっきりしてきました。モノづくりには、携わりたいものの、どの分野に携わりたいかまでは、はっきりしていませんでした。

1)まずメーカーの中でも、最終製品を作っているメーカーが好きかなと認識しました。メーカーが扱うカテゴリとしては、素材や中間製品(部品)があって、それらを組み合わせた最終製品があると思います。それらの中でも、僕は部品を組み合わせて、新しいブランドとビジネスモデルを生み出す部分が好きで、かつ一般消費者と向き合いたいので、となると最終製品がいいなあと思った次第です。

ただ技術を強烈に志向するなら、「部品に携わる」または「競争が熾烈な分野に参加する」方が、技術が身につくと思いました。

2)さらに最終製品の中でも、差別化されている最終製品が面白いです。同じような商品を作る会社がたくさんある分野では、お金を儲けにくいし、誇りを持って製品に携わるのが難しいです。

3)そして、人を楽しませる商品デザイン性が高いものを作っているところが、誇りを持って携われるます。働く会社の製品が好きであれば、メカ屋や電気屋で働くとしても、面白く、充実感があります。周囲と一緒に働くことになり、他の分野のことも分かりますしね。

ということで、研究を進めながら、しばらくいろいろなところを見て、進路を固めていこうと思います。大学から外に出て、いろいろと見聞を広めると、考えがまとまっていいですね。

2 コメント:

ittadao さんのコメント...

考えがまとまってよかったね。外の空気を吸ってみないとわからないことは沢山あるからね。まずは自分の整理をして、その上で相手のニーズをみて、落としどころを探していくといいと思うよ。

Moemoe さんのコメント...

ittadaoさん、

コメントありがとうございます。外を見てきて分かることはありました。こういう空気感みたいなものは、本には載っていないので貴重でした。

相手の博士に対するニーズは、ニーズがある会社とない会社がありますね。メーカーは博士が比較的受け入れてもらえやすい感じがしました。

 
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