2011年3月13日日曜日

学会を運営してきたのは凄いという話

ここ数日は学会の庶務として働いている.日曜日の今日も,学会の仕事をしている.学会は研究発表の会である.庶務というのは,学会運営に関わる仕事は何でもやる雑用係である.基本的に学会運営はボランティアなので,休日に働いても一円ももらえず,代休もない.自分の場合は,会員でない学会なのに,巻き込まれて強制的に参加することになった.くどいようだが,やりたいと自分で手を挙げていない.

今日のメインの仕事は弁当の手配であった.突如,問題になったのは,参加者が弁当の未持参が明らかになったこと.なぜか連絡ミスで,『弁当の持参』がアナウンスされておらず,参加者は大学に弁当を持ってこなかった.大学の購買と食堂は日曜日休みなので,うちの大学に来るときは,準備が必須なのである.そこで急遽今日の午前10時になって,弁当を準備してもらうことになった.
 
弁当業者の人に500円の弁当を60個12時に持ってきてもらい,販売まで依頼した.私が机も準備して,ポップも配置した.売り残るといけないので,私も販売の呼び込みもやっていた.これはやっても,全部ボランティア.自分の懐には,1円も入らない.これ連絡ミスの人が悪いはずだけど,世話をかけた自分にお詫びにきた試しがない.

さらに面倒くさいのが,私が同じ業者に頼んだスタッフ用1,000円の弁当についての論評である.販売した500円弁当の2倍量がないと言い出したことだった.無理を言って,業者に頭を下げて持ってきてもらったあげくに,文句があると不快である.自分でアイデアを出すなり,手配すればいいのだ.

学会の運営はやっても,やった分は報われない.しかし自分は仕事を断れない位置にいる.モチベーションを保つのは困難だ.このような状況を鑑みて,学会が長年運営されてきたのは凄いと思う.

0 コメント:

 
Copyright 2009 Life After MIT のんほい生活. Powered by Blogger Blogger Templates create by Deluxe Templates. WP by Masterplan