前回のBlogの続き。
無事に面接を終えて、助教の内定をもらった。次の4月からは愛知の某大学で働くことが決定した。
面接では、今までの自分の研究、今後の研究と教育について発表した。発表だけで時間は30分ぐらい。その後質疑が続く。
さて面接は教授が10人強で、副学長も面接に来ていた。公募の面接は、教授がたくさん来て、慣れない中話すので緊張する。学位審査のときは教授が6人だったが、それよりも多い。
あらかじめ絶対されるだろう質問を考えて、そのための回答のスライドを準備しておいた。そしたら一発目にその質問が来た。自分の考えた通りに、ことが運ぶときは率直にうれしい。事前の準備も大事かな。
思考力を問うような、抽象的なことも質問された。技術と科学、工学の違いは?高付加価値のものづくりとは?など。思考が深まるような質問だった。日常ではあまり考えないが、なんとか答えられた。
なんにしろ3回目の公募で決まったので、よかった。これは第一に分野がよかったんだろうと思う。僕は機械もしくは電気の分野で受けていた。理学系で受けていたとしたら、なかなか決まらなかったことは、想像に難くない。例えば、生物系だと倍率が100倍なのは、ざらにある。
来年度からは教育にも携わりつつ、研究の一線で活躍したい。
2010年1月27日水曜日
2010年1月24日日曜日
助教の人事面接のために、また愛知に帰ってきた
実家に帰ってきた。明日は愛知県で、助教の人事面接があるから、そのついでである。しかし3週間前も実家にいたことを考えると、間隔が短いなと思う。
明日の面接と発表は午後から。30分発表の後、質疑応答がある。公募に応募したのは3回目で、面接に行けたのは2回目。まあ今回は大丈夫なんじゃないかな。教授もそんなようなことを言っていたし。
新幹線の隣席に座る相手は重要
―序章―
さて東京から名古屋まで、新幹線は自由席に乗った。3両目の中央付近、2人席の窓側に座っていた。東京駅に停車中、席にはかなり余裕があって、窓側の席が埋まっただけで、通路側の席は空いていた。すると他に席が空いているのに、なぜか僕の隣に座ることを試みた60歳ぐらいのおじさんがいた。
「ここ空いてますか?」
と聞かれて、
「はい」
と僕は目を合わさずに答えた。自由席だから、文句は言えないが、場所が狭くなるので、隣に座られることは嫌だった。
この隣に座ったおじさんは、名古屋までのパートナーとしては、悪い人だった。あまり頭が動いておらず、無神経な人だった。服もシミがついていて、不潔だった。
まず新横浜を出た後、僕は電話をするために、通路側に出たかったのだけど、そのおじさんは20秒ぐらい気がつかなかった。机を収納してくれないと、机が邪魔で、外に出ることはできない。
電話が終わって座席に戻ると、いったんしまった机をまた出してあった。そのままだと席に戻れないから、そのおじさんの隣に立って声をかけたのに、15秒は通してくれなかった。こんなに応答が遅い人はあまり見かけない。
しばらくして隣で、持参のおにぎりを食べ始めた。おにぎりの包み紙の透明なラップを、床に落とした。気がついていないのか、それは拾われないままだった。
そのあとはスポーツ新聞を広げて読む。
おじさんがひじかけを使って、さらにはみ出して、こちらの手に接触することがしばしば。
足も行儀が悪く、僕の方に伸ばして、靴をカバンに押しつけていた。
―結論―
無神経さに耐えるのは難しい。東京から名古屋まで1時間43分あったが、長い時間だった。隣に誰が座るかは、かなり重要。同じ料金を払っても、得られる快適さは段違い。
そうこうして、名古屋に着いた。
名古屋の精神的支柱
名古屋の精神的支柱は、中日新聞と中日ドラゴンズであることを再認識した。
家族で夕食に行った蕎麦屋の新聞は、中日新聞と中日スポーツ、デイリースポーツだった。中日スポーツの一面は、荒木雅博、そして二面は、中田賢一と中田亮二の特集だった。東京だったら、読売新聞だろう。
名古屋駅にある本屋(三省堂 名古屋高島屋店)のコーナーでは、中日ドラゴンズの選手の本が目立つようにおいてあって、そこで山本昌の本、133キロ快速球を初めて見つけた。東京では、見たことがなかった。名古屋では、名古屋なりの需要があるんだろうな。
東京に出たから、愛知を客観視できる。自分にとって、愛知を出ることは、人生の視野を広げるために、必要な過程だったのだ。
すべては「運」
1年でも長く現役を!
苦労人
山本選手の努力と価値観に共感
ドラゴンズの誇り、アラフォー世代の希望
明日の面接と発表は午後から。30分発表の後、質疑応答がある。公募に応募したのは3回目で、面接に行けたのは2回目。まあ今回は大丈夫なんじゃないかな。教授もそんなようなことを言っていたし。
新幹線の隣席に座る相手は重要
―序章―
さて東京から名古屋まで、新幹線は自由席に乗った。3両目の中央付近、2人席の窓側に座っていた。東京駅に停車中、席にはかなり余裕があって、窓側の席が埋まっただけで、通路側の席は空いていた。すると他に席が空いているのに、なぜか僕の隣に座ることを試みた60歳ぐらいのおじさんがいた。
「ここ空いてますか?」
と聞かれて、
「はい」
と僕は目を合わさずに答えた。自由席だから、文句は言えないが、場所が狭くなるので、隣に座られることは嫌だった。
この隣に座ったおじさんは、名古屋までのパートナーとしては、悪い人だった。あまり頭が動いておらず、無神経な人だった。服もシミがついていて、不潔だった。
まず新横浜を出た後、僕は電話をするために、通路側に出たかったのだけど、そのおじさんは20秒ぐらい気がつかなかった。机を収納してくれないと、机が邪魔で、外に出ることはできない。
電話が終わって座席に戻ると、いったんしまった机をまた出してあった。そのままだと席に戻れないから、そのおじさんの隣に立って声をかけたのに、15秒は通してくれなかった。こんなに応答が遅い人はあまり見かけない。
しばらくして隣で、持参のおにぎりを食べ始めた。おにぎりの包み紙の透明なラップを、床に落とした。気がついていないのか、それは拾われないままだった。
そのあとはスポーツ新聞を広げて読む。
おじさんがひじかけを使って、さらにはみ出して、こちらの手に接触することがしばしば。
足も行儀が悪く、僕の方に伸ばして、靴をカバンに押しつけていた。
―結論―
無神経さに耐えるのは難しい。東京から名古屋まで1時間43分あったが、長い時間だった。隣に誰が座るかは、かなり重要。同じ料金を払っても、得られる快適さは段違い。
そうこうして、名古屋に着いた。
名古屋の精神的支柱
名古屋の精神的支柱は、中日新聞と中日ドラゴンズであることを再認識した。
家族で夕食に行った蕎麦屋の新聞は、中日新聞と中日スポーツ、デイリースポーツだった。中日スポーツの一面は、荒木雅博、そして二面は、中田賢一と中田亮二の特集だった。東京だったら、読売新聞だろう。
名古屋駅にある本屋(三省堂 名古屋高島屋店)のコーナーでは、中日ドラゴンズの選手の本が目立つようにおいてあって、そこで山本昌の本、133キロ快速球を初めて見つけた。東京では、見たことがなかった。名古屋では、名古屋なりの需要があるんだろうな。
東京に出たから、愛知を客観視できる。自分にとって、愛知を出ることは、人生の視野を広げるために、必要な過程だったのだ。
山本 昌
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おすすめ度の平均: 
2010年1月17日日曜日
コンピュータで遊ぶより実験するのが好きな方いります
日曜日の夜、病気療養中の僕に、とある大学の教授から、一通のメールが送られてきた。そこにはある研究センターの人材募集のお知らせがあった。内容を見ると、欲しい人材に「コンピュータで遊ぶより、実験するのが好きな方」と書かれていた。メールとその研究室のスタイルから判断して、今回の募集は加工を大量にやらされる仕事だと踏んだ。そして自分の嗜好を考えて、僕ならばその研究センターには勤められないと思った。
なぜなら僕は、実験の作業よりも、コンピュータの使用、設計、論理構築の方が好きだからだ。これは実験が嫌いという意味ではなく、より正確に言うと、理論・仮説検証としての実験は好きだけど、ひたすら実験をやりこむことには幸せを感じない。新しいシステムを創るときは、上流工程で携わりたい。他の人が設計したものを作り続ける日々は、面白みが欠ける。適材適所という観点から、その募集には応募しない方が無難だ。
ここで世の中はきちんと多様な人がいて、実験室にいるのが幸せという、実験適性がある人もいる。今の研究室でも、実験だけを何日も連続して苦なくできる人が、研究室に3人以上はいる(た)。その人たちは、加工をずっとやることが楽しかったりするので、向いている仕事だと思う。そのような適材を、今回のような適所で活かせれば、社会の役に立つ。
設計の方が好きなのか、加工の方が好きなのか、研究者や技術者によって嗜好が分かれる。どちらが優れているとかはない。日本の大学では、設計と加工を分業せず、両方やる人が多い。ヨーロッパの大学では、設計と加工は分業しているそうだ。企業では設計と加工する人は分業することが多い。僕の考えは、適性が把握できているなら、適性に応じた仕事をやるのが一番、ということ。無理して適性がないことをやろうとしても、うまくいかないのでは。
なぜなら僕は、実験の作業よりも、コンピュータの使用、設計、論理構築の方が好きだからだ。これは実験が嫌いという意味ではなく、より正確に言うと、理論・仮説検証としての実験は好きだけど、ひたすら実験をやりこむことには幸せを感じない。新しいシステムを創るときは、上流工程で携わりたい。他の人が設計したものを作り続ける日々は、面白みが欠ける。適材適所という観点から、その募集には応募しない方が無難だ。
ここで世の中はきちんと多様な人がいて、実験室にいるのが幸せという、実験適性がある人もいる。今の研究室でも、実験だけを何日も連続して苦なくできる人が、研究室に3人以上はいる(た)。その人たちは、加工をずっとやることが楽しかったりするので、向いている仕事だと思う。そのような適材を、今回のような適所で活かせれば、社会の役に立つ。
設計の方が好きなのか、加工の方が好きなのか、研究者や技術者によって嗜好が分かれる。どちらが優れているとかはない。日本の大学では、設計と加工を分業せず、両方やる人が多い。ヨーロッパの大学では、設計と加工は分業しているそうだ。企業では設計と加工する人は分業することが多い。僕の考えは、適性が把握できているなら、適性に応じた仕事をやるのが一番、ということ。無理して適性がないことをやろうとしても、うまくいかないのでは。
クリント・イーストウッド監督の映画 個人的なランキング
クリント・イーストウッドが監督の作品を合計7作品見た。道徳的に挑戦する映画が多く、有問題映画。日本人では同じストーリーの映画は作られなかったはず。
最近の日本人の映画は、既存の道徳観を揺さぶるようなものがなく、無問題映画。邦画は、お笑いや恋愛ものばかりで飽きてくる。明るく振る舞うのはいいんだけど、人生明るいことばっかりではないしね。
クリント・イーストウッドが監督の映画を、個人的な面白さ別に1~7位のランキングをつけた。ちなみに1~6位はお薦めだが、7位の映画はお薦めできない。
1位
人生ってこんなもの?どんなもの?
ミノのように噛めば噛むほど味がでるモーガンフリーマンに乾杯!
自分の人生に責任をもつ
結構重いテーマの映画。
深い作品。見応えがあります。
まずヒロインのボクシングの動きが、一見の価値あり。ヒロインは、マギー役のヒラリー・スワンクで、僕はこんなに身体が自在に動く女性を見たことがない。この演技でアカデミー主演女優賞を取った。ストーリーはさらによくて、気がつくと、深い話になっている。
2位
へこんでいる時には観たくない
ジェフリー・ドノヴァンが素晴らしい
悲劇の時代に生まれた話だけど・・
警察内部による怠慢捜査と隠蔽。日本でも十分に起こりえる事件。
文句なし☆5つ
アメリカのえぐさが際だつ話。1928年にあった実話を元に制作された。ロサンゼルスもこんなときがあったのね。このときのアメリカとロサンゼルスは怖くて、行く気にならない。
3位
最高にカッコイイ頑固オヤジ
イーストウッドの人間的魅力
これが「最高傑作」では絶対にない。
イーストウッドと古き良きアメリカ映画の集大成
名演数多く
頑固なアメリカ人が出てきて、移民や外国に対する態度が、透けて見える映画。朝鮮戦争やベトナム戦争に影響された人が出てくる。日本はそれらに軍隊を派遣したわけではないから、体験者がいるアメリカが違って見えた。
4位
誰が「許されざる者」だったのか。
自由の悲哀・・
皆の小さなプライドのために
最後の西部劇
典型的な西部劇かと思いきや、凄い結末となる。この結末は、日本では作られないだろう。絶対に無理だな。
5位
戦争の持つ意味とは
正しくは硫黄島(いおうとう)と読みます
アメリカ映画
中高校生にも☆
現代への翻訳者として・・・。
第二次世界大戦にあった硫黄島の戦いを描いた映画。これは去年の夏、テレビで放映されていた。アメリカ帰りの日本人が賛美されていて、微笑ましい。日本の司令官である栗林中将も、アメリカ留学組だった。合理的判断をする人で、アメリカ軍が苦しめられたらしい。日本の有名な俳優がたくさん出ていて、渡辺謙や嵐の二宮が出ている。
6位
ケビン・コスナーがしぶくて、格好いい。子どもが犯人に感化されるのも分かる。犯人の頭がいいという設定は好きだ。1993年の映画で、結構古い。
7位
名優2名の対決、再び
この映画はちょっと作りが甘くて、7位は6位からかけ離れて低い。悪役があり得ないぐらい鈍くさい映画。無害だから、テレビに放送するにはいいかも。
最近の日本人の映画は、既存の道徳観を揺さぶるようなものがなく、無問題映画。邦画は、お笑いや恋愛ものばかりで飽きてくる。明るく振る舞うのはいいんだけど、人生明るいことばっかりではないしね。
クリント・イーストウッドが監督の映画を、個人的な面白さ別に1~7位のランキングをつけた。ちなみに1~6位はお薦めだが、7位の映画はお薦めできない。
1位
ポニーキャニオン (2005-10-28)
売り上げランキング: 13226
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おすすめ度の平均: 
2位
ジェネオン・ユニバーサル (2009-07-17)
売り上げランキング: 9433
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おすすめ度の平均: 
アメリカのえぐさが際だつ話。1928年にあった実話を元に制作された。ロサンゼルスもこんなときがあったのね。このときのアメリカとロサンゼルスは怖くて、行く気にならない。
3位
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-09-16)
売り上げランキング: 37
売り上げランキング: 37
おすすめ度の平均: 
頑固なアメリカ人が出てきて、移民や外国に対する態度が、透けて見える映画。朝鮮戦争やベトナム戦争に影響された人が出てくる。日本はそれらに軍隊を派遣したわけではないから、体験者がいるアメリカが違って見えた。
4位
ワーナー・ホーム・ビデオ (2008-04-11)
売り上げランキング: 1043
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おすすめ度の平均: 
5位
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-08-05)
売り上げランキング: 3950
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おすすめ度の平均: 
第二次世界大戦にあった硫黄島の戦いを描いた映画。これは去年の夏、テレビで放映されていた。アメリカ帰りの日本人が賛美されていて、微笑ましい。日本の司令官である栗林中将も、アメリカ留学組だった。合理的判断をする人で、アメリカ軍が苦しめられたらしい。日本の有名な俳優がたくさん出ていて、渡辺謙や嵐の二宮が出ている。
6位
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-04-22)
売り上げランキング: 37335
売り上げランキング: 37335
ケビン・コスナーがしぶくて、格好いい。子どもが犯人に感化されるのも分かる。犯人の頭がいいという設定は好きだ。1993年の映画で、結構古い。
7位
ワーナー・ホーム・ビデオ (2009-11-18)
売り上げランキング: 26074
売り上げランキング: 26074
おすすめ度の平均: 
この映画はちょっと作りが甘くて、7位は6位からかけ離れて低い。悪役があり得ないぐらい鈍くさい映画。無害だから、テレビに放送するにはいいかも。
2010年1月16日土曜日
風邪引いて、運動して働いたら、歩くのが辛くなるまで悪化した
今週の月曜日の時点で、気だるい感じはしていて、それは単に疲れているだけだと思っていた。その内直るだろうと信じていたが、火曜日の朝に起きると、喉が痛かった。風邪であることがはっきりした。
自分の治癒能力を信じて無理をしても、治らないことが多い。喉が痛いだけで、普通に動けたから、火曜日と水曜日は夜に一時間ずつ運動した。さらに火曜日から金曜日まで、普通に働き続けた。すると喉だけの症状が広がって、金曜日の夜には歩くのが辛くなり、運動は全くできなくなった。
土曜日はいつも半日は働いているが、今日はさすがに無理。健康を害すると、働けないので、俄然効率が悪い。休んで働かないことに、負い目を感じるのは、日本人気質なんだろうか。
自分の治癒能力を信じて無理をしても、治らないことが多い。喉が痛いだけで、普通に動けたから、火曜日と水曜日は夜に一時間ずつ運動した。さらに火曜日から金曜日まで、普通に働き続けた。すると喉だけの症状が広がって、金曜日の夜には歩くのが辛くなり、運動は全くできなくなった。
土曜日はいつも半日は働いているが、今日はさすがに無理。健康を害すると、働けないので、俄然効率が悪い。休んで働かないことに、負い目を感じるのは、日本人気質なんだろうか。
2010年1月14日木曜日
微分積分が計算できる小学3年生は、イノベーターになれるか?
研究室の後輩は塾の教師をやっていて、そのとき微分積分が計算できる小学3年生に出会ったらしい。後輩は、その小学生の話を、研究室のフランス人Jさんに話していた。Jさんはその能力に最初驚いたが、次に問題をつくる能力やクリエイティビティはどうなのか?という疑問に移った。
Jさんが語ったことを国別にまとめると、
結論として、その少年が破壊的イノベーションができる人になるのは難しい。日本的教育を受けると、自分で問いを立てる力が養われず、今現在ある問題を改善する人になってしまう。問題解決の才能があっても、イノベーターとしての才能は、磨かれずに終わってしまう可能性が大きい。これは国の文化の違いだ。
Jさんが語ったことを国別にまとめると、
- 日本の教育システムでは、問題を解くことに重きが置かれていて、問いを立てることは軽視されている。
- 教育システムのために、日本は新しいことが産まれにくい国。製品は凄いけど、本当に新しいものは少ない。
- その中で、創造性を発揮できる人になれるのか?
- フランスでは、答えよりも、問いの立て方が重要。
- 8, 9歳から構造がしっかりした文章(感想文みたいなものではない)を書く訓練を積む。
- だから独自性のあるものを創りやすい。また教養があるから、研究者でも、哲学の本を出せたりする。
結論として、その少年が破壊的イノベーションができる人になるのは難しい。日本的教育を受けると、自分で問いを立てる力が養われず、今現在ある問題を改善する人になってしまう。問題解決の才能があっても、イノベーターとしての才能は、磨かれずに終わってしまう可能性が大きい。これは国の文化の違いだ。
2010年1月10日日曜日
帰省中の思い出その2: 玉冨久の虎の餅
愛知県犬山市の「玉冨久」という甘味処に出てきた虎の餅。切り分けるのにしのびない形だが、割ってみると餅の中にはあんこが入っていた。茶菓子の他に、抹茶がついて、セットで500円だった。4人が同じセットを注文して、4人とも抹茶の茶碗と茶菓子が違っていた。そういう多様性があるところが好きだ。
帰省中の思い出その1: ブタのパン
日本でBlogが書けない理由
日本に帰ってきてからは、アメリカにいたときよりも、Blogを書けなくなった。以前は毎日更新していたのを、今は週に2,3回更新すればいい方だ。更新できなくなったのには、4つ理由がある。
- アメリカにいたときは、コミュニケーションが不十分だったから、Blogで思考をまとめるメリットがあった。日本では話し相手が十分にいて、日本語を使えるから、わざわざBlogでまとめる必要はない。
- ボストンにいる日本人は希少で、独自性のある記事が書きやすくて、満足感を得やすかった。
- 自分のプライバシーのことを考えずに、どしどし書けた。
- アメリカの物事を批判しても、自分に矛先が向かってくることはない。
2010年1月2日土曜日
地元の書店、未来屋書店で見かけた本たち
地元の書店、未来屋書店に入って、10分ぐらい本を眺めてみた。そのとき見かけた本のメモを残しておく。
「造園」された「喜び」に満ちた逆輸入短篇集
素晴らしい、けれど・・・
蟹と螢
入門編に最適、マニア垂涎のアイテムでもあり
立ち読みで充分
もっと著者の実体験を書いて欲しかった
多くの人に読んで欲しい
誰もがいずれは経験する、死についてのドキュメンタリー?!
生きるもの すべてに死があり
タイトルとは裏腹に…
シンプルだからこそ伝わる
実践するなら本書
マンガならではの視点で、良書!
マンガではあるけど・・・
工具は好きだが、使う機会が少ない。そんな僕に工具に関するうんちくを与えてくれる本。工学部に来たのに、工具はあまり使わないし、工具の知識を教えてもらえないことを後で知った。
村上春樹
新潮社 (2009-11-27)
売り上げランキング: 236
新潮社 (2009-11-27)
売り上げランキング: 236
おすすめ度の平均: 
村上春樹の新刊の短編集。500Pもあって、結構分厚い。「めくら」って出版でまだ使えたんだ!と驚くタイトル。時間があれば、読んでみたい。
大津 秀一
致知出版社
売り上げランキング: 126
致知出版社
売り上げランキング: 126
おすすめ度の平均: 
医師が書いた、死ぬ前に後悔する事例を集めた本。基本的にはファクトベースでよい。個々のケースについて、統計的に書くと、もっとよくなると思う。パラグラフライティングがされていないのが欠点。またエチカの鏡で紹介されたと帯に書いてあった。それって売りになるのかな?
剣持まよ
サンクチュアリパプリッシング
売り上げランキング: 188
サンクチュアリパプリッシング
売り上げランキング: 188
おすすめ度の平均: 
石田淳監修で、続けられない人の話をマンガで描いたもの。僕は始めるのに時間がかかるけど、一端動き始めると、続けやすい性質だから、あんまり参考にはならなかった。