土曜日であるが、いつものように午後から大学に行き、約6時間、実験やら、調べ物をした。大学の構内では、銀杏がよい色をしていた。まだ少し緑が混じっているけど。銀杏の葉は、すでに落ち始めていた。一週間もすると、見られなくなってしまうかも。銀杏の旬は短い。

最近の実験は、やればやっただけ進む。大きな原因は4つある。まず(1)当たりそうな仮説が思い浮かぶことと、そして(2)身体が思ったとおり動くこと、さらに(3)細かい点に気がつくこと、最後に(4)詳細な実験記録が残せていること。
以下はその原因について、詳しく記述する。
(1)今日も自分の考えた仮説通りに、実験がうまくいった。それは英語の情報源を理解して、論理的にうまくいきそうと思ってからやった実験だ。英語で現象の背景をきっちり勉強しておけば、有効な仮説をスクリーニングできて、無駄な実験が減らせる。こういうロジックをおさえた実験は、欧米の人は得意で、その姿勢は見習わないといけない。
(2)身体がよく動く。これは有酸素運動を取り入れて、意識的に心肺系を鍛えるようにしたからだと思う。心拍数を160-170まで上げて、心肺を鍛えれば、日常で疲れにくくなる。
(3)細かい点に気がつくのは、実験に集中できているからだろう。色々考えた末、研究に集中するのがよいと思ったので、Just do itの境地に至り、バリバリ進めている。
(4)詳細な記録が残せているのは、やった実験を無駄にできないという思いが強くなったから。時間に対する逼迫感からきている。記録を見返すことで、(1)のよい仮説にもつながる。我ながらよい習慣が持続できていると思う。
心身の調子がよいときに、はりきって働こうと思う。それにしても、調子がよくなってきたのは、東京に来て、3年半たってからで、遅すぎた春だ。ボストンにいたときも、調子がよかったけれど。調子のよい状態が生み出される原理を解明し、意識的に作り出せれば、サイエンスになるかな。